男たちの矜持が激突する感動のエンターテインメント巨編。第145回直木賞受賞作。

エリートバンカーの恋窪商太郎は、いわれなき罪を着せられ大手銀行を辞職、地方銀行の庶務行員となって静かな日々を過ごしていた――元ライバル・桜井の「話したいことがある」という電話に出るまでは。

【2021年本屋大賞ノミネート作】【第33回柴田錬三郎賞受賞作】——僕は、そうは、思わない。敵は、先入観。世界をひっくり返せ！　伊坂幸太郎史上、最高の読後感。

パートナーなしの妊娠、出産を目指す夏子のまえに現れた、精子提供で生まれ「父の顔」を知らない逢沢潤――生命の意味をめぐる真摯な問いを、切ない詩情と泣き笑いに満ちた極上の筆致で描く、21世紀の世界文学!

バブル期に大手銀行に入行し、大阪西支店で融資課長となった半沢直樹。支店長命令で無理に融資の承認を取り付けたものの、会社は倒産、支店長の浅野はすべての責任を半沢に押しつけてきた。四面楚歌の半沢に残された道は債権回収しかない。半沢が取った一発逆転の方法は――!?
基本は性善説。やられたら、倍返し。大ヒットドラマ「半沢直樹」原作!!

東京の下町にある信用金庫に勤める小倉太郎。

第13回本屋大賞、第4回ブランチブックアワード大賞2015、第13回キノベス！2016 第1位……伝説の三冠を達成！
ゆるされている。世界と調和している。それがどんなに素晴らしいことか。言葉で伝えきれないなら、音で表せるようになればいい。高校生の時、偶然ピアノ調律師の板鳥と出会って以来、調律の世界に魅せられた外村。ピアノを愛する姉妹や先輩、恩師との交流を通じて、成長していく青年の姿を、温かく静謐な筆致で綴った物語。

独ソ戦が激化する1942年、モスクワ近郊の農村に暮らす少女セラフィマの日常は、突如として奪われた。急襲したドイツ軍によって、母親のエカチェリーナほか村人たちが惨殺されたのだ。

うちは「下流」の家庭…

ひょっとしたら、と彼女は思う、世界は本当に終わりかけているのかもしれない。

休職中の刑事、本間俊介は遠縁の男性に頼まれて彼の婚約者、関根彰子の行方を捜すことになった。

東京都荒川区の超高層マンションで起きた凄惨な殺人事件。

「人が死ぬのって、素敵よね」彼女は僕のすぐ耳もとでしゃべっていたので、その言葉はあたたかい湿った息と一緒に僕の体内にそっともぐりこんできた。

ダメダメな僕のもとに突然現れたゾウの神様“ガネーシャ”。 なぜか関西弁で話し、甘いものが大好きな大食漢。

国家、貨幣、企業……虚構が他人との協力を可能にし、文明をもたらした！

Annie has always had high hopes for her future. But the reality of her life just isn’t measuring up. She loves her fiancé, Greg–doesn’t she? She’s going to get her degree and open her own business–won’t she? Then, a strange old woman shows up outside her house, and she seems to know a lot about Annie. An awful lot. Annie could tell the old woman to get lost. Yet there’s something about her Annie just can’t shake. And what she learns could change her life forever–but is it the life she envisioned?

It’s 1984, and life has changed beyond recognition. Airstrip One, formerly known as Great Britain, is a place where Big Brother is always watching, and nobody can hide. Except, perhaps, for Winston Smith. Whilst working at the Ministry of Truth, rewriting history, he secretly dreams of freedom. And in a world where love and sex are forbidden, where it’s hard to distinguish between friend and foe, he meets Julia and O’Brien and vows to rebel.

The 13 chapters of The Art of War, each devoted to one aspect of warfare, were compiled by the high-ranking Chinese military general, strategist, and philosopher Sun-Tzu. In spite of its battlefield specificity, The Art of War has found new life in the modern age, with leaders in fields as wide and far-reaching as world politics, human psychology, and corporate strategy finding valuable insight in its timeworn words.

Lucas knows the perfect night entails just three things: video games, wine, and pad thai. Peanuts are a must! Other people? Not so much. Why complicate things when he’s happy alone? Then one day the apartment board, a vexing trio of authority, rings his doorbell. And Lucas’s solitude takes a startling hike. They demand to see his frying pan. Someone left one next to the recycling room overnight, and instead of removing the errant object, as Lucas suggests, they insist on finding the guilty party. But their plan backfires. Colossally.

Johnnie Rico never really intended to join up—and definitely not the infantry. But now that he’s in the thick of it, trying to get through combat training harder than anything he could have imagined, he knows everyone in his unit is one bad move away from buying the farm in the interstellar war the Terran Federation is waging against the Arachnids. Because everyone in the Mobile Infantry fights. And if the training doesn’t kill you, the Bugs are more than ready to finish the job.

独ソ戦が激化する1942年、モスクワ近郊の農村に暮らす少女セラフィマの日常は、突如として奪われた。急襲したドイツ軍によって、母親のエカチェリーナほか村人たちが惨殺されたのだ。

埼玉で二歳の子を含む一家三人を惨殺し、死刑判決を受けている少年死刑囚が脱獄した！　東京オリンピック施設の工事現場、スキー場の旅館の住み込みバイト、新興宗教の説教会、人手不足に喘ぐグループホーム……。様々な場所で潜伏生活を送りながら捜査の手を逃れ、必死に逃亡を続ける彼の目的は？　その逃避行の日々とは？　映像化で話題沸騰の注目作！

2020年春、惣菜店に勤める花は、ニュース記事に黄美子の名前を見つける。60歳になった彼女は、若い女性の監禁・傷害の罪に問われていた。

休職中の刑事、本間俊介は遠縁の男性に頼まれて彼の婚約者、関根彰子の行方を捜すことになった。

第155回（2016年）芥川龍之介賞受賞作

36歳未婚女性、古倉恵子。
大学卒業後も就職せず、コンビニのバイトは18年目。
これまで彼氏なし。
オープン当初からスマイルマート日色駅前店で働き続け、
変わりゆくメンバーを見送りながら、店長は8人目だ。
日々食べるのはコンビニ食、夢の中でもコンビニのレジを打ち、
清潔なコンビニの風景と「いらっしゃいませ！」の掛け声が、
毎日の安らかな眠りをもたらしてくれる。
仕事も家庭もある同窓生たちからどんなに不思議がられても、
完璧なマニュアルの存在するコンビニこそが、
私を世界の正常な「部品」にしてくれる――。

ある日、婚活目的の新入り男性、白羽がやってきて、
そんなコンビニ的生き方は
「恥ずかしくないのか」とつきつけられるが……。

現代の実存を問い、
正常と異常の境目がゆらぐ衝撃のリアリズム小説。

東京都荒川区の超高層マンションで起きた凄惨な殺人事件。

「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」。各界から絶賛の声続々、いまだかつてない青春小説！2020年、中２の夏休みの始まりに、幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。

300万部を突破し、第153回芥川賞受賞、同賞受賞作として単行本発行部数歴代1位を獲得した話題作、 又吉直樹氏の『火花』が遂にオーディオブック化！ 原作に込められたリアルな息遣いを、俳優・堤真一の名演でお届けします。 売れない芸人徳永は、師として仰ぐべき先輩神谷に出会った。 笑いの真髄について議論しながら、それぞれの道を歩んでいる。 笑いとは何か、人間が生きるとは何なのか。 人間存在の根本を見つめた真摯な筆致が感動を呼ぶ、「文學界」を史上初の大増刷に導いた話題作。 俳優・堤真一の朗読で、じっくりとお楽しみください。

全米注目のミリオネアが教える。後悔しない人生を歩むための究極のルール！

「愛美は死にました。しかし事故ではありません。このクラスの生徒に殺されたのです」我が子を校内で亡くした中学校の女性教師によるホームルームでの告白から、この物語は始まる。語り手が「級友」「犯人」「犯人の家族」と次々と変わり、次第に事件の全体像が浮き彫りにされていく。衝撃的なラストを巡り物議を醸した、デビュー作にして、第6回本屋大賞受賞のベストセラー。