Preview

Prime logo Prime members: New to Audible?
Get 2 free audiobooks during trial.
Pick 1 audiobook a month from our unmatched collection.
Listen all you want to thousands of included audiobooks, Originals, and podcasts.
Access exclusive sales and deals.
Premium Plus auto-renews for $14.95/mo after 30 days. Cancel anytime.

機関車を見ながら

By: 芥川 龍之介
Narrated by: 宮負 潤
Try for $0.00

$14.95/month after 30 days. Cancel anytime.

Buy for $2.90

Buy for $2.90

Pay using card ending in
By confirming your purchase, you agree to Audible's Conditions of Use and Amazon's Privacy Notice. Taxes where applicable.

Publisher's summary

人間を機関車になぞらえて語られている短編小説で、芥川龍之介の遺稿である。

子供たちは、よく機関車の真似をしている。それは機関車に威力を感じ、また自身も機関車のように激しい生命を持ちたいと思っているからだろう。
機関車は、目的地に向かって突進し軌道の上を走っている。人間もまた、名誉、金銭などといった目的に向かって自由に突き進みたいという欲望を抱いており、そのせいで自ずから自由を失っているような所がある。
これは逆説的な人生の事実である。

芥川龍之介(あくたがわ・りゅうのすけ)
大正期の小説家。1892年東京都生まれ。東大卒。乳児期から母方の実家で育てられた。
東京帝国大学在学中の1916年に第四次「新思潮」創刊号に発表した「鼻」が夏目漱石に絶賛され
文壇にデビューする。初期の古典を材料にした「羅生門」「芋粥」「地獄変」などの名作を経て、「点鬼簿」「歯車」など自己の周辺にテーマを得た作品に移行。
様々なトラブルで心身とも衰弱し、1927年に自殺して36歳の若さでこの世を去る。
没後、親友である菊池寛によって、芥川賞が創設された。
©2022 PanRolling
activate_Holiday_promo_in_buybox_DT_T2

What listeners say about 機関車を見ながら

Average customer ratings

Reviews - Please select the tabs below to change the source of reviews.