ヒダテン!ボイスドラマ Podcast By Ks(ケイ)、湯浅一敏、飛騨・高山観光コンベンション協会 cover art

ヒダテン!ボイスドラマ

ヒダテン!ボイスドラマ

By: Ks(ケイ)、湯浅一敏、飛騨・高山観光コンベンション協会
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飛騨高山を舞台にした珠玉のボイスドラマをお届けします。コミュニティFM Hit's FM(Hida Takayama Tele FM) で放送中の人気ラジオ番組! ヒダテン!のCV声優10名 が入れ替わりパーソナリティを務める「Hit’s Me Up!(ヒッツ・ミー・アップ!)」の中で放送されているボイスドラマです!ボイスドラマを通じて飛騨高山の魅力に触れてみてください! <番組の特徴> ・ 飛騨高山を舞台にしたボイスドラマを多数制作! これまでに100本以上の作品を発表し、地元の魅力を物語として発信 ・ 放送情報   放送局: Hit's FM(Hida Takayama Tele FM)   放送時間:毎週金曜10:30-11:00/毎週土曜13:30-14:00   配信:Spotify、apple(iTune)ミュージック、amazonミュージック、YouTubeミュージック、CastboxなどのPodcastで番組とリンクして配信中! 飛騨高山の美しい風景とアニメ文化をつなぐ、唯一無二のラジオ番組! 「Hit’s Me Up!」を聴けば、新たなエンタメの扉が開きます!Ks(ケイ)、湯浅一敏、飛騨・高山観光コンベンション協会 Drama & Plays
Episodes
  • ボイスドラマ「美女峠の涙」
    Jun 5 2025
    飛騨の地に残る切ない記憶、「あゝ野麦峠」。「美女峠の涙」は、現在の飛騨高山に生きる姉妹——27歳の姉・よもぎと、15歳の妹・りんご——がその記憶を追体験することで、姉妹の絆と地域の歴史に触れていく物語です。舞台は高山市久々野町と朝日町。そして峠道「美女峠」。虫が大の苦手な妹・りんごが、キャンプで訪れた峠道で出会ったのは、100年前の記憶と、失われた兄妹の絆でした。現代と過去が交錯する峠で、二人の姉妹が見つけた「涙」の理由とは・・・【ペルソナと設定】高山市朝日町と高山市久々野町を舞台にした、27歳の姉、15歳の妹と一回り離れた姉妹の物語。妹が生まれて、難産で母は亡くなり、薬科大学をあきらめようとしますが、父に押し切られて進学し、東京の大学で6年間過ごします。その間、薬膳カフェは休業。父は自分の実家のある久々野町へりんごとともに引越しました。大学から戻ったよもぎは町内に一箇所だけあるドラッグストアで働きながら、27歳になった時に朝日町の薬草カフェを復活させてひとりで切り盛りしています。よもぎは朝日町のシェアハウスで一人暮らし。異父兄妹のりんごとの仲は決して悪くないが、母が亡くなったことで父や妹と少し距離を置いていた。この世界観は後編の伏線回収へつながります・・【ペルソナ】・姉:よもぎ(27歳)=朝日町の薬草カフェを1人できりもりする(CV:蓬坂えりか)・妹:りんご(15歳)=久々野生まれの高校一年生、虫が嫌い(CV:坂田月菜)・兄:たつ(15歳)=貧乏な農家の長男として朝から晩まで働く(CV:蓬坂えりか)・妹:みね(13歳)=農村の口減しのため飛騨から岡谷の製紙工場へ出稼ぎに行き体を壊す(CV:坂田月菜)[シーン1:よもぎとりんご/よもぎが運転する車の中で】◾️SE:朝のイメージ(朝の山鳥)「やっぱりアタシ、キャンプなんて、行きたくな〜い!」「なんで?あんなに楽しみにしてたじゃない」「だって虫がいっぱいいるんだもん!」「当たり前じゃない、キャンプ場だから」「美女高原、なんて名前だから虫なんていないと思ってたのに」「なわけあるかい」「美女に虫はつきもの、ってこと?」はあ〜っ。助手席の妹が眉間に皺を寄せて私を見つめる。天然ぶりは相変わらず。ほんとにこんなんでキャンプ場行って大丈夫かしら。妹の名前はりんご。私とはひとまわり年の離れた15歳。まあかわいいんだけど、たまに理解不能な宇宙人になる。妹は父と2人で久々野町に暮らしてる。先々代から続いてるりんご農家。私は、というと朝日町(あさひちょう)のシェアハウスで1人暮らし。町内で小さな薬膳カフェを営業中。名前は、よもぎ。漢方薬剤師の資格があるから、ネットでいろんな相談にも乗っている。町内で一軒だけの薬屋さんとも仲良しだ。今日は妹の学校が主催するキャンプ合宿。うらやましい。美女高原のキャンプ場だって言うから早朝から車で迎えに行ってあげたのに。助手席に座ったとたん、この調子。キャンプ場の合宿について、ディスりっぱなし。そんなに嫌なら行かなきゃいいのに。「ねえお姉ちゃん、美女高原まであとどのくらい?」「もうぶり街道入ったから、あと5分くらいじゃない。」「集合時間までまだだいぶあるから、もっと先まで行ってみようよ」「先って?ぶり街道の?」「うん」「じゃ美女峠の向こうまで走ってみる?山道あんま得意じゃないけど」「やった。うれしみの舞」「いい気なもんね」「美女峠ってネーミング。峠なのに美女。かわちい〜」「150年前に工女さんたちが越えてきた道よ」「なにそれ?」「あゝ野麦峠じゃない」「あ!それ、キャンプファイアーのときに聞くよ」「どういうこと?」「高根町のおばあちゃんがきてくれて、読み聞かせするんだって」「いいわねえ。でもりんごって、学校で習わなかったの?あゝ野麦峠」「授業で映画上映会、やってた気がする」「じゃ知ってるでしょ」「多分私、その日学校休んだ」「なんで?」「東京行ってたもん」「え?」「お姉ちゃんの卒業式だった・・」「あ・・・そっか、お父さんと来てくれたんだよね!ごめんね、ありがと」「ううん、...
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    13 mins
  • ボイスドラマ「龍が舞う桜の下で〜千年の時を越えて」(リマスター版)
    May 10 2025
    桜が舞う季節、私はまた、あの日のことを思い出す。かぐらという名前を授かり、舞姫としての役目を受け継いできたけれど——あの日、鳥居をくぐった先で出会ったのは、伝説なんかじゃない、本物の“奇跡”だった。この物語は、私の心に刻まれた、忘れられない春の出来事。位山の聖域に守られながら、千年の時を超えて、龍が舞った——その奇跡を、あなたに届けたい。ようこそ、『龍が舞う桜の下で〜千年の時を越えて』の世界へ(CV:小椋美織)【ストーリー】[シーン1:高校のグラウンドで/陸上部の練習】<かぐらのモノローグとセリフで進行>■ピストルの音「パンッ!」〜走る陸上部の少女たち「追い風よ!そのまま加速!インターハイは目の前だからね!」「よしっ!ラスト50!いけるよ!」吹き降ろす風の中、陸上部の女子たちがゴールを駆け抜けていく。みんな順調に仕上がってるみたいでひと安心。私は、かぐら。高山市内の高校に通う18歳。で、陸上部のキャプテン。インターハイに向けて頑張ってきたけど、ブロック大会に勝ち進まないと、その先はない。こうなったら神頼みかな。いや、私がそれ言ったらだめでしょ、ふふ。「さあみんな、日が暮れる前にラスト一本決めよう!いくよ!」もちろん私もみんなと走る。■陸上部員の走る音はあ、はあ、はあっやるしかない。今年こそぜったい・・・インターハイ、行くんだからはあ、はあ・・・■夕暮れのイメージ(ヒグラシ)■陸上部員の走る音■自転車のペダルとベルの音部活のあとは夕陽とかけっこ。高山駅まで3.5kメートル。全速力で自転車のペダルを漕ぐ。だって、4時39分に乗らないと、5時台は列車がないんだもん。■高山本線の車内音高山駅から飛騨一之宮駅までは7分。この時間が一番幸せ。お気に入りのウェブコミックを読む、至福のひととき。ちょうど一話読み切る頃に、飛騨一之宮駅に到着するから。最近のお気に入りは・・・流行りの異世界転生モノ。私、けっこうすぐに感情移入しちゃうんだ。だから気をつけないと。乗り越しちゃったら、次の久々野で1時間待ち!ありえない。って思う人、多いんじゃない?・・・なんて考えてたら、あ、もう着いちゃった。そりゃそうよね。お隣の駅なんだから。■高山本線が到着する音ここから家までは歩き。ゆっくり歩いて15分くらいかな。ゆるやかな上り坂だから、着く頃にはほどよく疲れていい感じ。■カエルの鳴く声宮川を渡り、41号を越えると、周りはのどかな田園風景。しばらく歩くと見えてきたのは、石作りの大鳥居。私は一瞬躊躇する。”夜の鳥居は異世界に通じている”誰かそんなこと、言ってたような・・・あ、さっき読みかけのウェブコミックだ。そういえば、異世界召喚ものだったっけ・・月明かりの下、大きな影を落とす鳥居。その向こうは深い霧に包まれているように見える。どうしようかな・・・いや、だめだ。今夜は神楽舞、練習しておかなきゃ。もうすぐ、大祓えの神事がやってくるんだもの。私は、舞姫(まいひめ)。臥龍(がりゅう)の舞姫。「舞姫」とは聖域で神楽を舞う女性。私の名前が「かぐら」だからってわけじゃないけどね(笑)臥龍の舞姫は龍脈(りゅうみゃく)を読み、龍神と気を通わせて、大地の気の流れを整えるの。あ、龍脈というのは、大地の気が流れる道。修行を積めば龍と意識を一体化して、気の流れを変えることもできるんだ。青龍、赤龍、黄龍、白龍、黒龍という五龍すべてを意のままに。(せいりゅう、せきりゅう、こうりゅう、はくりゅう、こくりゅう/ごりゅう)もちろん、私はまだ修行中。そこまではいってないけど。「臥龍」って「まだ世に知られていない天賦(てんぷ)の才を持つもの」という意味もあるんだ。そうよ。こんなことで恐れちゃいけない。よし。私は、鳥居の真下へ向かって、一歩踏みだした。息を呑む。高鳴る心臓の鼓動。私は心の中で龍神に祈りながら、鳥居をくぐる。その瞬間——■強い風の音「ザァァァァァ——ッ!!」風の渦に包まれ、視界が暗転する。足元が崩れ、身体が吸い込まれる感覚。目を開けた時、そこには境内も絵馬殿(...
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    16 mins
  • ボイスドラマ「龍が舞う桜の下で〜千年の時を越えて」
    May 10 2025
    桜が舞う季節、私はまた、あの日のことを思い出す。かぐらという名前を授かり、舞姫としての役目を受け継いできたけれど——あの日、鳥居をくぐった先で出会ったのは、伝説なんかじゃない、本物の“奇跡”だった。この物語は、私の心に刻まれた、忘れられない春の出来事。位山の聖域に守られながら、千年の時を超えて、龍が舞った——その奇跡を、あなたに届けたい。ようこそ、『龍が舞う桜の下で〜千年の時を越えて』の世界へ(CV:小椋美織)【ストーリー】[シーン1:高校のグラウンドで/陸上部の練習】<かぐらのモノローグとセリフで進行>■ピストルの音「パンッ!」〜走る陸上部の少女たち「追い風よ!そのまま加速!インターハイは目の前だからね!」「よしっ!ラスト50!いけるよ!」吹き降ろす風の中、陸上部の女子たちがゴールを駆け抜けていく。みんな順調に仕上がってるみたいでひと安心。私は、かぐら。高山市内の高校に通う18歳。で、陸上部のキャプテン。インターハイに向けて頑張ってきたけど、ブロック大会に勝ち進まないと、その先はない。こうなったら神頼みかな。いや、私がそれ言ったらだめでしょ、ふふ。「さあみんな、日が暮れる前にラスト一本決めよう!いくよ!」もちろん私もみんなと走る。■陸上部員の走る音はあ、はあ、はあっやるしかない。今年こそぜったい・・・インターハイ、行くんだからはあ、はあ・・・■夕暮れのイメージ(ヒグラシ)■陸上部員の走る音■自転車のペダルとベルの音部活のあとは夕陽とかけっこ。高山駅まで3.5kメートル。全速力で自転車のペダルを漕ぐ。だって、4時39分に乗らないと、5時台は列車がないんだもん。■高山本線の車内音高山駅から飛騨一之宮駅までは7分。この時間が一番幸せ。お気に入りのウェブコミックを読む、至福のひととき。ちょうど一話読み切る頃に、飛騨一之宮駅に到着するから。最近のお気に入りは・・・流行りの異世界転生モノ。私、けっこうすぐに感情移入しちゃうんだ。だから気をつけないと。乗り越しちゃったら、次の久々野で1時間待ち!ありえない。って思う人、多いんじゃない?・・・なんて考えてたら、あ、もう着いちゃった。そりゃそうよね。お隣の駅なんだから。■高山本線が到着する音ここから家までは歩き。ゆっくり歩いて15分くらいかな。ゆるやかな上り坂だから、着く頃にはほどよく疲れていい感じ。■カエルの鳴く声宮川を渡り、41号を越えると、周りはのどかな田園風景。しばらく歩くと見えてきたのは、石作りの大鳥居。私は一瞬躊躇する。”夜の鳥居は異世界に通じている”誰かそんなこと、言ってたような・・・あ、さっき読みかけのウェブコミックだ。そういえば、異世界召喚ものだったっけ・・月明かりの下、大きな影を落とす鳥居。その向こうは深い霧に包まれているように見える。どうしようかな・・・いや、だめだ。今夜は神楽舞、練習しておかなきゃ。もうすぐ、大祓えの神事がやってくるんだもの。私は、舞姫(まいひめ)。臥龍(がりゅう)の舞姫。「舞姫」とは聖域で神楽を舞う女性。私の名前が「かぐら」だからってわけじゃないけどね(笑)臥龍の舞姫は龍脈(りゅうみゃく)を読み、龍神と気を通わせて、大地の気の流れを整えるの。あ、龍脈というのは、大地の気が流れる道。修行を積めば龍と意識を一体化して、気の流れを変えることもできるんだ。青龍、赤龍、黄龍、白龍、黒龍という五龍すべてを意のままに。(せいりゅう、せきりゅう、こうりゅう、はくりゅう、こくりゅう/ごりゅう)もちろん、私はまだ修行中。そこまではいってないけど。「臥龍」って「まだ世に知られていない天賦(てんぷ)の才を持つもの」という意味もあるんだ。そうよ。こんなことで恐れちゃいけない。よし。私は、鳥居の真下へ向かって、一歩踏みだした。息を呑む。高鳴る心臓の鼓動。私は心の中で龍神に祈りながら、鳥居をくぐる。その瞬間——■強い風の音「ザァァァァァ——ッ!!」風の渦に包まれ、視界が暗転する。足元が崩れ、身体が吸い込まれる感覚。目を開けた時、そこには境内も絵馬殿(...
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    16 mins
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