• エピソード93: 頭部事故、転倒への対応
    Nov 23 2024

    94D25

    25歳の男性.バイクを運転中に転倒した.事故後数分間は呼びかけに応じなかったが,その後意識は清明となった.頭部X線写真で左側頭骨に線状骨折を認めた.受傷3時間後に強い頭痛を訴え,嘔吐し,次第に呼びかけに応じなくなった.

    最も可能性の高いのはどれか.

    a 急性硬膜外血腫

    b 急性硬膜下血腫

    c 外傷性くも膜下出血

    d 外傷性脳内出血

    e 脳挫傷

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    37 mins
  • エピソード92: 胸痛の原因の推論
    Nov 16 2024

    108E36

    胸痛の原因を推論する際の考え方として正しいのはどれか.2つ選べ.

    a 多量の冷汗を伴う胸痛は緊急性が高い.

    b 吸気時に増強する胸痛は冠動脈疾患の可能性が高い.

    c 胸痛部位に圧痛を示す場合は冠動脈疾患の可能性が低い.

    d 夕方に胸痛を訴える場合は冠攣縮性狭心症の可能性が高い.

    e ニトログリセリン錠を舌下投与後1時間で胸痛が軽快しはじめる場合は労作性狭心症の可能性が高い.

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    31 mins
  • エピソード91: 早期胃癌の内視鏡治療
    Nov 9 2024

    早期胃癌の内視鏡治療の適応決定に影響しないのはどれか.

    a 部位

    b 深達度

    c 組織型

    d 潰瘍形成

    e リンパ節転移


    105G15

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    13 mins
  • 心をカタラーゼ エピソード2
    Nov 2 2024

    産業医・精神科医Drフジモトと産業医業界、精神科領域についてお話しです!

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    46 mins
  • エピソード90: 胸部不快感、病院実習開始
    Oct 26 2024

    118A19


    20歳の男性。胸部不快感と呼吸困難を主訴に来院した。これまでに何度か胸部不快感を自覚したが、医療機関を受診していなかった。昨日から呼吸困難が出現し、持続しているため受診した。既往歴に特記すべきことはない。家族歴は父親が20歳台で脳静脈洞血栓症を発症。意識は清明。体温36.2℃。脈拍96/分、整。血圧104/68mmHg。呼吸数24/分。SpO2 94%(room air)。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。下肢に軽度の浮腫を認める。血液所見:赤血球450万、Hb 14.5g/dL、Ht 42%、白血球6,200(好中球62%、好酸球1%、単球5%、リンパ球32%)、血小板22万、PT-INR 1.0(基準0.9~1.1)、活性化部分トロンボプラスチン時間〈APTT〉30秒(基準対照32.2)、血漿フィブリノゲン288mg/dL(基準186~355)、Dダイマー10μg/mL(基準1.0以下)。血液生化学所見:総ビリルビン1.1mg/dL、LD 208U/L(基準124~222)、尿素窒素22mg/dL、クレアチニン0.6mg/dL。CRP 0.3mg/dL。胸部エックス線写真で異常を認めない。

    直ちに行う検査で適切なのはどれか。


    a 気管支鏡検査

    b 呼吸機能検査

    c 頸部超音波検査

    d 胸部~下肢造影CT

    e 足関節上腕血圧比〈ABI〉

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    22 mins
  • エピソード89: 急性胆管炎
    Oct 19 2024

    108I31


    急性胆管炎の原因菌として頻度が高いのはどれか.2つ選べ.

    a Clostridium difficile

    b Escherichia coli

    c Haemophilus influenzae

    d Helicobacter pylori

    e Klebsiella spp.〈クレブシエラ属菌〉

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    19 mins
  • エピソード88: COPDについて、『本心』平野啓一郎
    Oct 13 2024

    112C32(改変)

    COPDにおいて、間違っているものはどれか


    a 除脂肪体重は予後と関連する.

    b 高蛋白・高エネルギー食が望ましい.

    c 脂質の割合が高い栄養素配分が基本である.

    d 安静時エネルギー消費量は予測値より低下する.

    e 食事に伴う呼吸困難が食事摂取量減少の一因となる.

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    30 mins
  • エピソード87: 腹部コンパートメント症候群
    Oct 5 2024

    118C-68


    次の文を読み、66~68の問いに答えよ。

    61歳の男性。交通外傷のため救急車で搬入された。

    現病歴:乗用車で走行中に塀に衝突し腹部を強打し動けない状態だった。シートベルトを装着しておりエアバッグが作動していた。目撃者が救急車を要請した。

    既往歴:虚血性心疾患で抗血小板薬を服用している。

    生活歴:飲酒は機会飲酒。

    家族歴:父と兄が高血圧症で治療中である。

    現 症:意識は清明。身長162cm、体重54kg。体温37.0℃。心拍数112/分、整。血圧80/44mmHg。呼吸数26/分。SpO2 98%(リザーバー付マスク10L/分酸素投与下)。皮膚は四肢に冷汗と湿潤を認める。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。口腔内は乾燥している。頸静脈の怒張を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は膨満しており、肝・脾を触知しない。腸雑音は減弱している。

    検査所見:血液所見:赤血球410万、Hb 10.1g/dL、Ht 40%、白血球10,300(好中球75%、好酸球1%、好塩基球1%、単球6%、リンパ球17%)、血小板32万。血液生化学所見:総蛋白7.2g/dL、アルブミン4.0g/dL、総ビリルビン0.9mg/dL、直接ビリルビン0.2mg/dL、AST 65U/L、ALT 34U/L、LD 177U/L(基準124~222)、ALP 55U/L(基準38~113)、γ-GT 32U/L(基準13~64)、アミラーゼ130U/L(基準44~132)、CK 382U/L(基準59~248)、尿素窒素22mg/dL、クレアチニン0.6mg/dL、尿酸6.2mg/dL、血糖228mg/dL、HbA1c 5.8%(基準4.9~6.0)、Na 142mEq/L、K 4.4mEq/L、Cl 97mEq/L。

    その後、頭頸部単純CTでは異常を認めなかった。胸腹部造影CTでは脾臓損傷、脾臓内および周囲の造影剤血管外漏出像、腹腔内遊離ガス及び腹腔内液体貯留を認めた。気管挿管を行い、緊急手術を予定した。

    小腸、腸間膜および脾臓の損傷に対して小腸切除と脾臓摘出を行った。小腸は浮腫が認められたが、閉腹は可能であった。ICU入室後、心拍数68/分、血圧132/76mmHgまで改善した。動脈血ガス分析(調節呼吸、FIO2 0.3)はpH 7.40、PaCO2 35Torr、PaO2 180Torr、HCO3- 21mEq/L、BE-6mEq/Lであった。

    この段階で腹部コンパートメント症候群を評価するために腹腔内圧をモニターする際、最も有用な測定部位はどれか。


    a 胸 腔

    b 食 道

    c 頭蓋内

    d 動脈内

    e 膀 胱

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    20 mins